いらっしゃいませ
    
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      2004年 第3回
   縦型80欠品シリンダー 横型3WF系流用で 通勤仕様シリンダー
        NSR250の6葉リード仕様 バージョン2                        
                    
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  通勤仕様を前提とした、排気ポートの研磨で、製作しました・・・・
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いっちょ如何ですか、参考になれば幸いです。 それでは、作業風景を交えて、ご紹介します。

3WF系のボアUPです、54mmシリンダー 対角線(弦長90度)にマーカーラインを入れます 排気ポート上限にも、ラインを入れときます。 42mmのストロークで、有効圧縮ストロークは 20mmとして、ラインを入れました。

今回もリューターの紹介です、3種類使いました、一切手仕上げはしません シリンダー内壁は、手仕上げでした。

横型系はクランクリードなので、ピストンリード穴も無ければ、 ケースへのフランジもありません、この流用は高度な技術が要求されます( ^8^ ) そこで、ピストンリードの穴を新設して、リードケースを溶接します。 まずは、目測付けてマークライン入れしました。

ボコボコ電ドルで穴明けします、5mmのキリで開けました。

シリンダー側から見てみます、あらら・・・・大丈夫でしょうか。 この先心配です。

ボコボコ開けましたが、なかなか抜けず、 サンダーで擦りました、このとき目に火花が入りました、 昨夜は痛くて目を覚し、夜中に再度風呂で目をシャワーで洗いました 皆さん、目を大切に。

サンダーで削って、その後リューターで仕上げました。 シリンダー側の穴は、シリンダー内側より5mmの穴をキッカケに、 リューターで削りましたが、スリーブも薄いので、加工時間は大したこと無いです。

あらら、穴が明きました。 内壁より削りましたので、リューターを転がさないように注意して下さい。

今回は、シリンダーベースが溶接で歪まないように、 少々溶接しろを残しました、その分通路は狭くなりますが、1次圧縮は有利です。 ここまで来れば、シリンダー内壁の穴は、こちらからも削れます。

さて、排気ポートの方です。 上部の方だけ削ったので、ヒョウタンポートとでも名付けましょ。 排気の絞りを急にして、ブローダウンの流速UPを目指しました、 最近の市販品の傾向ですね。 実際の市販品は見た事有りませんが。 私的には掃気がOPENするころには、排気は終了させて ( このときの排気ポート断面は楕円になります ) 清流効果が返って有ると思うのですが、どうでしょう、インプレッション楽しみに。 この後エグリを入れるのですが、スプーン曲げ 試乗しながら、徐々に削っていきます(楽しみですから)。

新設ピストンリードにリードケースの溶接です ステンレス1.2mm厚を、TIG溶接でガッチリ付けます。

全体的にはこんな感じになります。

6葉リードが、こんな感じで、収るわけです。

もう1枚、角度を変えてどうぞ。

サンダーで再度ケースを切りだして、溶接します。 片側だけになりますが、アサガオ加工も施します。

これでリード部分のアサガオケースは出来ました、 5mmの穴明け作業で、大切なベース部分に 傷を作ってしまいました、デブコンAで埋めて、何とかしときます。

デジカメ写真 サイズダウンで更にピンぼけが多いですが マクロと通常の中間地点が多く、照明の陰との戦いです ご了承下さい。 三角板でケースが気密を持って塞がりました。 今回の溶接は、自信有りです、機密性有りませんが、気密性はバッチリ。

YAMAHA縦型80エンジンご愛用の皆さん、 如何でしょうか ご賞味下さい。
 

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